今行っている筋トレの意味を考えているか
前項目と重複しますが、脳ミソを使わず単純ウエイト・トレーニングに終始していると、パフォーマンスが向上しません。つまり、筋肉はさほど太くなりません。先週より2.5キロでもウエイトを増やしたりすることで、筋肉は新たに刺激に対応しなくてはならないため、成長しようとします。しかし、いずれは肉体の物理的な限界にぶつかり、重量を増やそうにも増やせなくなりますので、刺激を入れる部位を代えていくなどの工夫が必要になってきます。
具体例として、上半身をメインに鍛えている人で、ベンチプレスで125キロが限界で、ここ半年ほど1キロでも増やせない停滞状態を考えてみます。背筋を上手く使えれば、まだ少しウエイトを増やせそうな場合、直接背筋を鍛えようとするのはあまり利口ではありません。肩を固定して背筋を上手く使うことがポイントなので、上手く行うためには脚の踏ん張りの重要性に気づくべきです。ここは、急がば回れで、上半身のトレーニングは現状維持にして、脚部の強化に励むべきです。
つまり、上半身をシェイプアップするために下半身を鍛えなおすという道のりになります。上半身のトレーニングに飽きたから、下半身のトレーニングをやるわけではなく、さらに上半身を鍛えたいので、下半身を整えるという意味があるわけです。意味を考えずに、上半身と下半身のトレーニングを行ったり来たりしていても結果的には同じ効果が得られるかもしれませんが、効率を考えるとトレーニングの意味を理解しておいた方がパフォーマンスは上がります。
精神状態は安定しているか
ヤケ食いに代表されるように、ヤケになればその場限りでなんとかなるなることも多いものですが、俳優業でも無い限り、シェイプアップしたらそのまま維持して過ごしていきたいと考えるのが大多数だと思います。特にストレスを感じてトレーニングをしたり、運動そのものがストレスに感じる方は、筋トレをやりたい精神状態に持って行ってやる、コントロールしてやることが重要になってきます。
なぜ、精神安定が必要なのか
筋肉を大きくするためにはストレスホルモンが優位だと困ります。ストレスホルモンは筋肉を分する方に働くからです。ストレスゼロはありえませんが、いつもストレスばかりでイライラしたり、食事コントロールさえままならない状態だと、肉体的にも良くないことは自明だと思います。ストレスを感じない能天気な人は、ある意味で筋トレの効果を最大限に受けることのできる資質があるように思います。
ストレス解消を軽く行う
ストレス解消方法は、人それぞれだと思いますが、動くことが好きな人はテニスやゴルフに代表されるスポーツを行うのもよし、ヨガでもよし、そうでない方は映画や音楽鑑賞でもよし、座禅を組む、瞑想するのもよし、神社にお参りするのもよし、自分の精神が安定する方法を実践しましょう。ストレス解消にはなっても、ダイエット的には逆効果をもたらしうる食べ歩きや、お酒などは、一ヶ月に何回(数ヶ月に何回)までと自律することも大切です。一番のお勧めは、目を使わないリラックス法を試してみることです。テレビや映画鑑賞、読書などは、その間一時的にストレスを忘れているいるだけで、目が疲れ始めると再度すぐにストレスに襲われがちです。目を閉じてヨガのポーズをとる、ストレッチする、目を閉じて横になるだけでも精神と肉体の休養になりますので、これといった自分流のものがない方は試してみてください。
お金がかかるお手軽リラックス方法としては、マッサージに行く、サイクリングするといった定番方法もあります。
ストレスを取り除きたいタイミング
ストレス過大が筋肥大に邪魔になることは説明しましたが、どのタイミングで行うのがよいのか考えてみたいと思います。結論的には「精神状態が安定し続ける」ことが目的ですので、筋トレを終えてから一晩した後ぐらいに、精神状態が変化する人が多いのではないとかと思います(会社勤めなどで人間関係にさらされる方など)。ストレスが鬱積してきたと感じ始めたら、軽く取り除くつもりで解消してあげてください。一方、ストレス過大で、筋トレがはじめられないような(始めるべきでない状態)方は、筋トレ前にストレスを軽くする何かを見つけて行うとよいと思います。筋トレが始められない状態とは、筋トレ前にやけ食いしてしまう、飲んでしまうなどの状態、落ち込みすぎて何もやる気が出ない、暴力的になりすぎてジムの器具を破壊してしまうような状態などです。
メモ
精神状態をできる限り安定させよう