初心者デッドリフトでよくある間違い5つ

2019年2月22日

間違い4.スタートポジションでリラックスして始めてしまう

見よう見まねで始めた初心者に多い間違いで、スラック(スラック・アウト)をおろそかにしている方は負荷が増えると故障のリスクも増えます。デッドリフトを始めるスタートポジションでは背中まわりの筋肉が緊張した状態でなくてはいけません。イメージとしては、十分に体中のバネが縮められ、いつでも解放できるという緊張を保った感じです(爆発寸前の緊張感が筋肉にある感じ)。ところが、筋肉が緊張せず、ただバーを握った状態からウエイトを挙げてしまうと、開始時に背中まわりに負荷が集中して(背中に負荷をかけすぎて)、背中を痛める原因を作ってしまいます。つまり、下半身の筋肉を動員できずに上半身だけでなんとかウエイトを扱おうとしてしまうわけです。結果的に、背中が丸くなり、痛くなり、故障に繋がるといえます。

deadlifts mistakes4

ニィ
ニィ
スラックというのは、バーを構えたスタートポジションで、胸だけをわずかに床に引き付けて、重心を後方へずらす動作です。イメージとしては釘抜きの動きを身体で真似る感じです。胸だけではなくて、スタート時に背中への応力集中をかわすため、同時に背中部分も固めてしまいます。この動作を簡単に説明して、わずかに胸を張るなど様々な表現がされますが、要は背中まわりをしっかり緊張させて、お尻部分へ力が抜けるよう、背中に負荷が集中しないようにすればよいわけです。セットアップ時は上のイメージ図を頭に残しておくとよいでしょう。
背中ばかり痛くなる、だからデッドリフトはキライという方(特に女性)は、このポイントを見逃していることが多いです。ビデオなどでもあまり解説されず、ベテラン勢のトレーニングを観察しても意外と見逃しがちですので、意識していなかった方はしっかり緊張させてスタートしましょう。
ネネ
ネネ

解決策

ウエイトを持ち上げる前に、背中を堅く引き締めて緊張させ、お尻の位置を微調整します(背中まわりが緊張すれば自然と胸が張れ、その時フォームが崩れていないなら、胸が床に引き付けられる感じもつかめるはずです)。それからお尻を使って足で床を押し込んでみる、その結果肩甲骨に腕を通じてぶら下がったウエイトが持ち上がり始める緊張を感じてみる必要があります。

センセ
センセ
コツとしては、スタート時に踏ん張ると同時に少しだけ胸を張る動き(結果的に背中が締まる動き)を入れるとよいでしょう。

バーを引き上げ終わるときに、お尻まわり(大臀筋)に力を込め、お尻でバーを前方に押す動作を入れるのが、お尻まわりを仕上げるコツです。

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