バーベルを保持したまま行うスティフレッグ・デッドリフト
バーベルを床に戻す作業が厳しく感じる方は、はじめからバーベルを保持して行う方法もあります。背中のストレッチ部分は軽くなりますが、少しばかりウエイト負荷を上げても腰への負担が軽めなのが利点です。行い方は、バーベルを床に置くバージョンとほぼ同じで、バーベル上げきる動作の終盤に、意識的にお尻に力を入れ前に戻す動作がシェイプアップには有効です。
また、このデッドリフトを膝を曲げて行うと「ルーマニアン・デッドリフト」のスタイルになります。
動作のポイント
- 動作の最後に、引いたお尻を戻す作業を入れるようにします。この時にお尻のやや横側(中臀筋)部分に緊張を感じるくらいがちょうどいいです。
- 重心ポイントは中足、できれば足の内側つま先に重心を寄せて、ハムストリングスと中臀筋を重点的に使うようにしましょう。
- バーベルを上げきった状態で、重心ポイントが中足よりつま先側に寄っていれば大丈夫です。
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