スクワットのバットウインクを克服する!

2019年9月8日

スクワットをやってみるものの、しゃがむ最中にお尻が逃げてしまって腰が痛くなることはありませんか?
筋トレを行う時にいつも気をつけなければならないことは、関節をいたわること、痛めないことです。筋トレで骨そのものがパキッと折れるような事故はまれですが、関節を痛めてしまう事故は頻繁に起こります。

本ページはこんな方におすすめ

  • スクワットを続けているが、お尻がいい形にならない
  • スクワットで腰が丸くなる
  • スクワットをすると腰が痛くなる
  • スクワットをすると膝が痛くなる
  • スクワットの姿勢が決まらない

うまくできているつもりでもバットウインクしてしまう股関節

スクワットのバットウインクとは何か

スクワットのバットウインク
トレーナーによっては、スクワットで腰(背中)が丸くなってしまうことをバットウインクと表現する人もいます。正確にはバットウインクとはスクワット動作の最下部で股関節が後ろに傾いてしまう(背中が丸くなってしまう)一連の動きです。
直立してお尻を後ろに突き出す動作をするとき、骨盤をうまく前方に傾けられないと、身体はバランスをとるために腰椎はニュートラルから大きくずれてしまいます。これが、腰が丸くなってしまう理由です。

ワカゾー
ワカゾー
スクワットで、背中を丸めてはいけないとよく言われますが、背中を丸めてしまうとスクワット動作そのものができませんので、ほとんどのケースはお尻の真上、腰の部分が丸くなってしまっているケースのことを指します。

図ではわかりやすさのため、最下部で極端に姿勢を崩してバットウインクしていますが、なめらかにバットウインクしたり、ウインクが緩く甘いものもあります。

スクワットでバットウインクの何が悪いのか

バットウインクの動きそのものは、良くも悪くもありません。しかしスクワットと組み合わせて、その動作の最下部で、バットウインクをしてしまうと、背中(脊椎、腰椎)がニュートラルポジションを取ることができません。本来負荷を負担すべき部位に負荷が届かず、痛めやすい腰部で受けてしまう、このことは、高重量を扱う場合、特にバーベルスクワットを行う際に大きなリスクになります。

それは何のリスクを引き起こすかと言えば、椎間板ヘルニアなどの故障のみならず、これによる上半身の不安定さを補おうと、無理矢理安定させようと膝関節が負担を補ってしまい、結果的に膝の故障にまで繋がります。また、仙腸関節に負担をかけてしまえば、そのまま腰の故障に繋がります。

ただし、上の関節は一般的な自重程度であれば故障するほど弱くもないので、わざとバットウインクさせるトレーニングもあります。

一方、シェイプアップ目的では、お尻を魅力的に丸く作り上げようとしているのに、負荷がお尻の代わりに膝や腰の関節に逃げてしまい、メリハリのない丸太棒のような下半身を作り始めているといえます。シェイプアップ運動としては、乱暴に表現すると、お尻を細くして腰と膝を太くする運動になります。
通常はこのようなメリハリのない下半身は好まないと思うので、スタイルアップ、シェイプアップ、ボディメイキングとしては好ましくないといえます。

アネゴ
アネゴ
バットウインクすると、お尻から負荷が逃げるのを感じるはずです。筋肉痛もお尻ではなくて、腰にきたりしますので、こんな時は自分のフォームを見直しましょう。
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