股関節の動き
下半身のシェイプアップを目指している方で、スタートポジション(立ち上がった状態)から股関節を内転させてスクワットをするのはよくありません。
これは、初めから股関節を内転させることにより(バネでいえば押し縮めた状態で)、バーベルの重量に対応することになります。つまり、スタート時にバーベルの重さに耐える形を完成させていることになります。
この状態でスクワット動作を始めると、バーが最下部に来て、立ち上がるために切り返し動作の際に、さらに内転(ひざを絞る)させて重量に対応することになります。これだと、バーベルの重量に積極的に対処しているのは背中になりますので、肝心の大殿筋やハムストリングスへの負荷を背中が引き受けてバーベルを持ち上げてしまいます。背中のシェイプアップ目的ならよいではないかと思うかもしれませんが、足が太くなり背中も太くなる筋トレを行ってしまっていますので、シェイプアップ効果を狙っているとして、全身を見た場合はお勧めできません。
ウエイトリフターなどは、積極的に股関節を内転させるフォームを好みます。これは重量を上げるという競技選手ならではの目的があるからで、シェイプアップ目的とは相成りませんので注意してください。さらに余談ですが、股関節を内転させると扱える重量がかなり増えます。その一方で背中が対応できる範囲までしかしゃがめませんので、深くしゃがみ込むことができなくなります。
スクワットの動き
スクワットを行う際に、ダンスをするように、あるいはボールがバウンドするような感覚で行うのではなく、下半身のバネを圧縮して、開放するイメージを持って行った方が、動きがよくなります。
しゃがみ込んで立ち上がる際の切り返しは、初心者は一定のリズムで行うのがお勧めです。ある程度フォームが身に染みついてきたら、最下部あたりで急速に落下、そのまま持ち上げ方向に切り返すようにリズムを付けます。リズムをつけると、初心者のうちは身体が前に出てしまい事故になりがちですが、熟練してくると動きをコントロールできるようになりますのでリズムを付けて行う方がメリハリがつきます。
リズムは反動などではなく、自分がコントロールできる範囲を逸脱しないようにします。
立ち上がり方
しゃがんだ時の前傾を維持したまま立ち上がる
この場合は、おしりを少し浮かせる動きを入れて、前傾を維持するようにします。これは最下部(ボトム)からの切り返し時に力を逃がさないようにするためです。
立ち上がった直後に素早く体を起こす
立ち上がり直後にお尻に力を入れて締める感じで行います(無理に行う必要はありません)。後ろにバランスを崩さないように注意してください。
キレイに痩せたい女性のためのプライベートジム&エステ bellezza
完全に女性専用というわけでもなさそうですが、コンセプト的には女性専用のプライベートジム bellezza(ベレッッア)です。美容に力点を置いたパーソナルトレーニングをマンツーマンで行ってくれます。特に「トレーニングでムキムキになってしまう」ことを恐れる女性のためのジムです。当サイトのトレーニング法を正しく理解して行えばムキムキにはならないのですが、フォームが悪かったり、力の入れどころを間違えると要らない筋肉をつけてしまうリスクはありますので、それを回避するために姿勢改善に力点を置いた美容専門のパーソナルトレーナーをつけるというのは意味のあることです。bellezza のページを見ていると、エステサロンと混同してしまうことがありますが、主に指導してくれることは筋トレと食事指導です。店舗は銀座と表参道というリッチな場所だけなのもセレブ感がありますね。
筋トレと食事指導がメインではありますが、キレイに痩せるための脚やせ特化したエステコースなどもラインナップされているのが特徴です。エステコースはハイパーナイフという最新の機械を使用してトレーニングと並行して行うことで美脚づくりをサポートするという、他には見られない特徴もあります。その場合は「スキンケア」も指導してくれますので、美を徹底的に求める方は満足できると思います。プロテインは筋肉をつけてしまうと恐れがちな女性の美容のために、水素や酵素のサプリメントを選ぶことができます。食事制限や糖質制限は本トレーニングを選択しても逃れることはできませんので、この点だけは覚悟してください。