運動パフォーマンスを上げるには、どの筋肉を鍛えすぎなくするべきか?
ブレーキ筋は積極的に鍛えすぎない(大腿四頭筋)
歩くときにかかとから着地する歩き方、かかと歩きをする場合は、常に大腿四頭筋(太ももの表側)を使います。大腿四頭筋はブレーキ筋の代表格になります。これは歩くときに、加速ではなくブレーキをかけながら進むことになりますので、歩く動作としてはムダな筋肉の使い方をしているということになります。ムダに筋肉を使っているということですので、エネルギーを無駄遣いしてしまうため、疲労感も多くなります。結局、たいして前には進んではないけれど歩くのは疲れたというパターンです。
大腿四頭筋は体の表面にあるため、鍛えるとシェイプアップ効果が視認しやすく、筋肉も大きいため、基礎代謝量も大きいため、ダイエット効果も狙いやすい筋肉です。そのため、積極的に鍛えるのは問題はないのですが、鍛えすぎて、大腿四頭筋がハムストリングスに比べて強すぎると、ブレーキがききすぎる身体になります。その結果、ジャンプや走る動作のパフォーマンスが下がりますので、筋トレの時は注意して鍛えるようにしましょう。
上半身は前腕・上腕を極的に鍛えすぎない
手先を振り回すような競技(例えば、野球やソフトボールのピッチングなど)を行う人は、前腕・上腕のような手先に近い筋肉は、積極的に鍛えすぎないのがポイントです。しかし、筋肉が無くてもよいという意味では全くないので、注意してください。前腕・上腕などの末端部のみを狙って筋肉を肥大化させてしまうと、競技にはほとんど使えない筋肉であるにもかかわらず、重さだけはたっぷり乗っかることになってしまいます。つまり、手先に重りをのっけて運動することになり、素早いスピードを駆使したりする動きが緩慢になる恐れがあります。
上腕は普通に鍛える
上腕を鍛えすぎないということに対しては、筋トレに励んでいる人、特に男性には抵抗を感じる人が多いと思います。太い腕を作りたいと思って筋トレに励んでいるのに、水をさすなともいわれそうです。しかし、鍛えすぎないようにと言っているだけで、鍛えて問題は割りません。鍛えすぎるなというのは、ベンチプレスもスクワットもやらずに、ひたすらアームカールだけに集中するような筋トレは避けたほうがいいといえます。また、肩も背中の肉付きも普通なのに、腕だけは丸太棒のように太くなっているような方は、バランスよくトレーニングする必要を考え直してみるとよいでしょう。
原則は、BIG3に代表されるコンパウンド種目をこなし、自然と腕が太くなるような鍛え方が理想です。
前腕(前腕屈筋群)は特に鍛えすぎない
前腕(前腕屈筋群)はテニスやバトミントン、卓球などを楽しむ人は鍛えすぎないようにしましょう。まったく鍛えなくてもよいとまでは言いませんが、鍛えることによる筋肉量増加、最終的には前腕部の重さの増加に繋がってしまい、競技の反応スピードを落としてしまう原因になります。あくまで、ムキムキのポパイのようになるまで鍛えるのはおすすめしないとしう意味です。
ヒラメ筋も鍛えすぎない
足の末端のヒラメ筋まわり(下腿三頭筋)も鍛えすぎるのは禁物です。ただし、例外的に格闘家は鍛えたくなる部位でもあります。鍛えてビール瓶などをこの部位を当てて破壊することに快感を覚える人も多いはず。しかし、この部位だけを強化するような筋トレは、控えめにするか、スピードとパワー、試合・競技用の優位性を総合的に考慮して、トレーニングするようにします。また、下腿三頭筋(腓腹筋とヒラメ筋からなるふくらはぎの筋肉)を鍛えると、ジャンプ力が強化されるなどの神話がありますが、実際は筋肉の大きさからもそれほどパワーが出るわけではなく、ジャンプ力が強化されるようなことはありません。体幹から離れすぎている筋肉(末端の筋肉)ですので、ほどほどに鍛える程度で止めておくのが正解です。
なぜ、末端の筋肉を鍛えると運動パフォーマンスが下がるのか?
先ほどは、野球のピッチング動作などで、前腕部の筋肉が発達しすぎると、無意味に身体に重りをつけてしまうので、競技で不利になるような説明をしました。この説明だけでは、不満な方も多いと思いますので、もう少し厳密に考えてみたいと思います。
人間の筋肉は、ズルをする性質があって(厳密には脳の性質)、自分に都合の良い筋肉ばかり使おうとします。例えば、ベンチプレスでもコツがつかめて大胸筋が使えるようになれば、結果的に大胸筋が発達します。大胸筋が発達すれば、大胸筋を使ってベンチプレスを行うのが身体としては楽なので、そこを重点的に使われます。
これを、体幹と末端の筋肉との関係で考えると、末端の筋肉を発達させてしまうと、体幹より末端の筋肉を優先的に使ってしまうのです。身体の力をねじり出す体幹からのパワーより、末端の筋肉のパワーを優先してしまうのです。ボクサーのパンチ力の源泉は、前腕部でも、上腕部でもなく体幹です。ジャンプ力の源泉も、体幹に近い大腰筋、ハムストリングスが体幹のパワーを増強して、飛び跳ねる力を発揮します。前腕部も上腕部、ヒラメ筋まわりも体幹のパワーを伝えるための、サポート筋肉に過ぎません。例えば、サッカーのシュートでも下腿三頭筋に頼りすぎたシュートは精度が低く、思ったところを狙えません。一方、体幹から練り出したシュートは力強く、狙ったところに決めやすいはずです。
最後は、バランスで勝負!
先ほど格闘技の例を挙げましたが、末端の筋肉を積極に鍛える方がよいスポーツや競技もあります。しかし、のめりこんで発達させすぎてしまうと、デメリットも考えておく必要があります。そのデメリットを克服するために、体幹を意識しながら筋トレを行うなどの対策をたてるのも大切です。大げさに言えば、前腕部の筋肉がムキムキに発達していたとしても、それを振り回すのに十分すぎる体幹のパワーと安定度があれば、最高の身体だといえます。
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運動神経をよくする筋トレのまとめ
- 筋肉の細かい末端部分を、鍛えすぎない
- BIG3をはじめ、コンパウンド種目を重視する
完全個室のプライベートジムのRIZAP(ライザップ)
TVCM「結果にコミットする。」で話題のパーソナルトレーニングジム。
よく知られている特徴は
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RIZAP(ライザップ)は大手だけあって、「30日間無条件全額返金保証」が魅力的です。無条件というのは、ホントの無条件、「仕事が忙しくなった」などの自分都合でしかない理由でも受け付けてくれます。マンツーマントレーニングなので、これまでダイエットやジム通いが続かなかった人にお勧めなのはもちろん、トレーナーがトレーナーが作るあなた専用のプログラムも細かく注文できます。「無理な食事制限なし」で食べられるダイエットも売り文句ですが、「食事制限」そのものはありますので、好き勝手に食べてもいいわけではありません。
丁寧な指導を受けることができますので、結果的に健康的に痩せ、理想のカラダを手に入れられるという本牧的だけでなく、「リバウンドしにくい体づくり」を目指す方にはお勧めです。
ライザップの価格は妥当なのか?
まず、ライザップの価格は妥当なのかを検討してみましょう。
結論から言えば、「極めて良心的」と考えられます。週2回、3ヶ月分で432,000円プラス入会金50,000円という価格が良心的と言えるのかについては、他の同内容のパーソナルトレーニングジムでもほぼ同価格帯であることから、人件費や設備維持費を考えるとこのあたりに落ち着くと考えられます。
逆に安くサービスを提供するなら、安物の設備に切り替え、人件費を抑える他ありません。
あるいは、ライザップの設備を使用せず、自宅のジムまでトレーナーに足を運んでもらうなどの方法もありますが、何れにせよ人件費がコストの大半なので、期待するほど安くはなりません。
上の価格から一回分あたりの価格を単純計算してみると、(432,000円+50,000円)÷24回≒20,080円になります。
これだけでみると、ボッタクリ価格に見えますが、以下のサービスの価値が享受できる人にとっては妥当なものです。
- 2万円で一回分の体験学習
- 食事アドバイスを含む
- トレーニング器具の無料使用
シェイプアップ目的の筋トレには、当然のごとくマシンを利用します。自宅でペットボトルに水を入れてダンベル代わりにするようなトレーニングとは、また別の次元のトレーニングです。
それらの筋トレマシンは、それぞれに適切な使い方があり、キモになるのはマニュアルなどに書かれていない運動法です。
例えば息をどのタイミングで吐くのか、どのタイミングで気張るのか、同じマシンであってもどの順番に鍛えるのかなどの、自分自身のベストミックスを見つけ出す作業がコツになります。
このベストミックスは、身体のシェイプアップの進み具合によって、微調整が必要な部分で、このやり方、方法、考え方を身につけることができるのであれば、上の価格は極めて妥当です。
逆に、数週(30日以内)試してみて、自分には身につけられそうにないと考えるのなら、全額返金保証を受けましょう。
大方、シェイプアップ具体に合わせて微調整できるようになる技術が理解できるのは、自分の体に変化が感じとれる2ヶ月程が必要ですので、30日以内で判断するということは、見切り判断になります。これはRIZAPとしても当然で、シェイプアップの奥義は30日間で習得できるわけではないと言う意味です。しかし、理論部分は30日以内で十分すぎるほど教えてくれますので、判断材料としては心配無用です。
2ヶ月目の半ばまで続ける人は、理論だけでの頭でっかちになってしまうことは許されず、実践が求められます。
端折れば、何を食べて、睡眠をとって、筋トレするという単純なスケジュールですが、しっかりと実行することは難しいものです。