レッグレイズで鍛えることのできる筋肉
腹直筋下部
レッグレイズでメインに鍛えることのできる部位は腹直筋であり、その中でも腹直筋下部を重点的に負荷がかかります。腹直筋は下は恥骨の辺りから上は胸筋の下まで広がっている縦に長い筋肉であり、動作においては体幹部の屈曲に貢献しています。クランチなどでは主に上の部分を鍛えますが、レッグレイズでは下の部分へアプローチすることが出来ます。綺麗に整ったシェイプアップされた腹筋には腹直筋下部のトレーニングは避けることができないので意識して鍛えるようにしてください。
腸腰筋
腸腰筋は、股関節にある腸骨筋と大腰筋、そして小腰筋の3つを総称したものです。大腰筋は、背骨と骨盤と太ももをつなぐ筋肉ですので、姿勢を維持するのに重大な働きをします。この点がくせ者で、いい姿勢をいつも維持しようとするといつも大腰筋が緊張します。この緊張が過剰になり、いつも収縮しがちになると腰痛を引き起こすとされます。
腸腰筋としては、股関節の動作に関与して、普通に歩いたり、階段を上ったりする動作で当然に使われる筋肉です。腸腰筋そのものは、意識して鍛えるようなものではなく、適度なレッグレイズで十分に強化できます。むしろ強化しすぎて、筋肉が常時硬く固まってしまわないようにする方が大切です。
普段、普通に散歩程度の運動をしていて、躓きやすくなったというような場合、腸腰筋が弱くなったと疑う人が多いように感じますが、実際はそれ以外に原因があることが多いです。むしろ、筋力より腸腰筋の柔軟性や、硬くなってしまっていることを疑いましょう。
腸腰筋をほぐす方法
筋肉を鍛えることばかりに集中しがちですが、本サイトのようにシェイプアップや、健康維持が目的の場合は、硬くなった筋肉をほぐすことも大切です。特に、腸腰筋(大腰筋)は人によっては腰痛の原因になってしまっているケースもあります。
筋肉を緩めるには、様々な方法がありますが、お風呂、ストレッチが最も手軽です。
さらに、効果的に緩めてみたいなら、お腹をリラックスさせて、まずヒップヒンジを行い、どの角度に前傾するのが楽か、楽なポイントを見つけます。そこで、腰をわずかに左右にねじってみます。
もし、さらに楽になるポイントがあれば、そのポイントで静止し、お腹に力を入れずに、2分間その姿勢を維持するようにします。脳内で120カウントすれば大丈夫です。正確でなくてかまいません。
単純な動きですが、この程度の動きで弛緩できます。
脚と腰の歪みが腰痛に繋がるケースもあり、この場合は「コンプレッションウェア(着圧ウェア)」を着用することで改善されます。あまり安物のコンプレッションウェアは生地が傷みやすかったり、身体への圧が不十分のケースが多いので、ある程度の出費が必要です。
また、女性限定ですがガードルと着圧ストッキングの良いところ取りをした「シンデレラウォーク」という製品もあります。トレーニング用というモノではありませんが、美脚で勝負する方は試してみる価値はあると思います。
ヒップヒンジは、筋トレ以外の目的でも有効です。スタイルアップ目的なら、ヒップヒンジをマスターするだけで、特に女性の場合は実際の手足の長さにかかわらず、脚が長く見える動作を身につけることができます。 ヒップヒンジをマスターしよう まず、まっすぐな1メートル程度の硬い棒(バー)が必要です。物干し竿では長すぎるので、小さめのホウキやゴルフのアイアンあたりが適当です。掃除機の筒でも代用できます。短めのバ ... 続きを見る
筋トレの要、ヒップヒンジを極める!