フォームが悪いスクワットの何故を考えてみる

2018年4月5日

スクワットで「背中は丸めない」とは

腰から背中、首に至るラインは緩やかにS字カーブを描くのが自然な背中のラインです。このラインが不自然になってしまうとスクワットの負荷は望まぬ身体の部位に逃げてしまいます。特にシェイプアップ、ボディメイキング目的でスクワットを行う方は、効かせたい部位に効かせるフォームで行わないと逆効果になりかねませんので、注意しましょう。

アネゴ
アネゴ
お尻と太ももの裏の筋肉がうまく使えないと、背中の自然なラインを崩して、スクワットの負荷を他の部位で補おうとしてしまいます、これをやってしまうと、シェイプアップや美ボディを避けているのと同じですので注意してください。

スクワットで背中を腰背部から丸めてしまうケース


スクワットの動作中は「背中は丸めない」という鉄則をよく耳にすると思います。この意味するところは、背骨(首も含む)のラインを自然(ニュートラル・スパイン)にすることで、曲がるのでも反るのでもなく自然なカーブを描いた状態に保つということです。つまり背骨のカーブが自然でない、凸凹が極端な状態はすべてNGの姿勢です。
背骨を極端に丸めてしまった場合は、腰背部分に応力が集中して腰を痛めるリスクが激増し、腰痛の原因になります。この傾向がある方は、「少し胸を張る」感じで行うと矯正できることが多いです。

スクワットで背中を腰背部から反らせてしまうケース


一方、背骨を反らせてしまった場合は、上手く前傾姿勢をとることができなくなり、大臀筋やハムストリングスをうまく使えません。その結果、膝を前につきだしてバランスを取ろうとします。そうすれば、膝部分に応力が集中するので、膝を痛めるリスクが高くなります。曲がるのでも反るのでもない、自然な背骨のカーブがスクワットを安全に行うためには必要です。この傾向がある方は、「お尻を後ろに突き出し」て、自然と前傾姿勢になるようにすれば、ほぼ矯正できます。

お尻まわりと太ももの筋力が強めの人は、ウエイトが軽い場合なら、背骨のラインを少々不自然にしても問題なくこなせることが多いものです。しかし、その状態でウエイトを重くすると、事故を起こすリスクが激増します。だから、ウエイトで加重しない、初期段階のフォーム習得時にこそ、動作中は背中を丸めない癖をつけておくのが、将来的にも安全にスクワットに取り組むために必要です。

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