ボックススクワットでやってしまう間違い
膝に負担をかけ過ぎてしまう
厳密には間違いともいえませんが、ついついやってしまうケガに繋がる高リスクのスクワットになってしまうことがあります。典型的なのは、ボックスに影響されて、普段の椅子に腰掛ける状態を再現してしまい、膝を痛めてしまう(膝が前に出すぎて負荷を上げれば高確率で膝を痛める)ケースです。ボックスを置いたことでケガのリスクを増やしてしましては元もこうもありません。自分の動作のみならず、適切な位置にボックスがあるかどうかも慎重に確認するようにしましょう。
自分の重心の位置に注意しよう
注意しておくべき事は、動きはうまくできているつもりでも、知らずにスタイルアップのためには良くない重心のかけ方をしてしまうケースです。重量を持ち上げるのが目的ではない限り、特に女性は足の中心(mid-foot)に重心が落ちているか意識しましょう(つま先寄りの方にわざと重心を落とすのも体格によっては効果的です)。重心が安定していたとしても、踵に重心を乗せて、重量を挙げるような癖が付いてしまうと、脚部をカッコ悪く筋肉質にしてしまいますので、シェイプアップ狙いの方は注意しましょう。
シェイプアップを助ける重心調整
欧米人のトレーナーがよく、バーベル・スクワットを行う際は「踵を床につけなさい」と指導することがあります。これは、欧米人の足の長い体格だと、重心がつま先に寄りすぎて足の親指が変形するほど力が入ってしまっ ...
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背中が丸くなったり反ったりしてしまう
背中が丸くなるのはバランスが取れていない可能性、特に重量を扱いすぎてバランスを崩してしまっている可能性があります。それと反対に、背中が反りすぎてしまうのも問題です。真正面からやや下に視線を落とすようにして、背中の自然なカーブ(ニートラル・スパイン)を維持するようにしましょう。
ボックススクワットの難易度を上げてみる
ボックススクワットそのものは、普通のスクワットの動作に過ぎませんが、しゃがみ深さの目印になるボックスがどうあるかどうかで、脳への刺激が変わってきます。それにつられて、筋肉への刺激も変わります。
ボックスをビーズクッションのような柔らかいものに代える
硬いボックスなら、セット中に潰れたときにそれが支えてくれますが、そのメリットを捨てて、一挙動ずつ確実にこなすための方法です。クッションに座り込めば、そのまま潰れるので触れたらすぐに切り返す必要があります。上級者向けですが、硬いボックスやベンチから、綿のようなクッションに変えるだけで気持ちが切り替わり、難易度も上がります。実際に潰れてしまうリスクが増大するので、重量を扱うときはセーフティバーを併用してください。マンネリ防止として、時々試してみると効果的です。
バリエーションで攻めるバーベルスクワット
ボックス・スクワット 椅子もしくはベンチを利用します。動作の中で椅子もしくはベンチに一度座り込む方法と、座り込む直前で切り返す方法があります。一度座り込む方法は軸ブレを起こしやすく、軸をしっかりコント ...
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ボックススクワットのまとめ
ボックススクワットはボックスを目印的に使うだけで、動作そのものは通常のバーベルスクワットと変わりありません。しかし、ボックスを置くだけで緊張感、安心感が大幅に変わり、セット中のしゃがみ深さをごまかせないなどの違いが出てきます。そうなると、脳は新しい刺激として認識しますので、筋肉への緊張の走り方も変化して、筋トレ効果の向上が見込まれます。
それでも、ボックスはあくまでセッションをこなす際に、しゃがみの深さを担保するための目安とすること。頼りすぎは禁物です。
まとめ
ボックススクワットのまとめ
- ボックスには座り込まず、お尻がつく目安にするのが原則
- 一回の動作を確実に行うための目安にすれば、低負荷でもしっかりとした筋トレになる
- ボックスを置く位置、高さは、自分に合うようにしっかり決める
プライベートジムIGF
場所は東京日本橋駅から徒歩1分程に立地、完全個室のパーソナルトレーニングジムIGF。このジムは、単に痩せたいとか、足を細くしたいとかのシェイプアップ欲望達成がメインではなく、どちらかといえば医療機関とフィットネスジムを合わせた、安全かつ最も効果的な方法を実践していくという感じです。理屈より体験がすべてだと思う若い人、10~30代の人にはあまりお勧めしません。どちらかといえば40代以降で、生活習慣病になっていて、なんとか健康的な生活を取り戻したいという人には、抜群に合っているジムです。
トレーナーは科学的根拠を大切に指導してくれますので、理屈でわからないと実践しにくいという方は入り込みやすいと思います。高齢者はもちろん、若くても健康診断の結果が悪くて、ジムで本当にトレーニングを行っても影響はないのかなど悩む方は、ちらのジムの方が正確な医学的知識に基づいてプログラムを作成してくれますのでいいかと思います(たしか、代表トレーナーは医療機関・患者向け会報誌に運動に関する記事を月刊連載していたと思います)。
特に骨粗鬆症の予防などは、医学的見地からではなくて、どのようにトレーニングを行うことで効果的に防ぐ、予防ができるのかなどは体験してみる値打ちはあります。