レッグレイズを行う際のポイント
「基本レッグレイズ」も「応用レッグレイズ」も、ポイントはうまく腹筋に効かせるという点です。
足の上下運動はメリハリを意識すること
レッグレイズはクランチと違って、腹直筋下部への刺激を感じにくいものです。トレーニングを行う際は、足の上下運動のメリハリを意識し、単調にならないように、筋肉に刺激を与えるようにしましょう。原則は、足を下ろすときはゆっくりと下ろすようにします。物理が好きな方は、位置エネルギーを無視できるように下ろす、という間隔でいいと思います。一方、上げる時は素早く上げて、へその真上で急ブレーキをかけるようにすると、刺激にバリエーションが出ます(下ろす時に素早く、挙げるときにゆつくりというパターンでもよし)。
メリハリをつけずに、単調な足の上下運動を繰り返してしまうと、脳が飽きてきますので注意してください。
原則、上半身は動かさずに行う
「基本レッグレイズ」を行う際は上半身を動かないことを意識します。マットの上なら手のひらでマットを支え、トレーニングベンチを使用する場合は、ベンチの横に手を当てて、上半身を支える要にします。上半身を動かしてしまうと、結果的に反動を使ってトレーニングを行ってしまうことに繋がるので、要注意です。腹直筋下部に刺激を効果的に入れるためにも、上半身は動かさないことを意識しましょう。
「応用レッグレイズ」を行う際は、上半身に動きが加わります。ただし、反動を稼いだりするための動きに加えてはいけません。あくまで、筋収縮(伸張と短縮)を効果的に手助けして、アイソメトリクス状態を避けるためのテクニックです。
ポイントは、足の動きとワンテンポずらして、反動が出ないようにすることです。「応用レッグレイズ」の場合でも、上半身は動かさないと意識しておいて、筋伸縮の手助け分の補正をかけると考えておけば、おかしな動きにはならないと思います。
まとめ
効果的なレッグレイズのまとめ
- 足の上下運動はメリハリを意識する
- 原則上半身は動かさずに行う
- 少し工夫して、可動域を稼ぐとさらによし
- 腰痛対策とし、コンプレッションウェアや大腰筋をほぐすことも大切
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