内臓脂肪を落とすためには
筋トレ好きな方には、有酸素運動はあまり好まない方も多いのですが、身体が自由に曲げ伸ばしできる程度まで、お腹を引っ込めないと、筋トレもその他の運動もあったものではありません。ウォーキングやジョギング、自転車、水泳などが、自分でできる運動を選んで地道に行いましょう。
具体的な運動の目安
ウォーキングやジョギングなら30分、自転車なら20分、水泳なら15分程度を目安にしましょう。腹横筋を動かすトレーニングである「ドローイン」で「お腹を凹ませる動作」を繰り返すなどがお勧めです。
日常生活での内臓脂肪対策
腹八分の食事を心がける
就寝前の食事(一般的には夕食のこと)は腹八分にしておく。デザート等をたらふくたべて、満腹感を味わうのは控える。(寝る前のエネルギー摂取は脂肪として体内に蓄積されがちです)一方、朝食はしっかり食べる。一日の活動開始前の食事は気にせず食べてかまいません(ただし、自分が消化できるエネルギー量に抑えること)。一日の活動が朝の三時からという方は、真夜中過ぎに食べることになりますが問題ありません。同様、夜中から勤務の方は、夕食をたらふく食べることになりますが、これも問題ありません。
医学的には、中性脂肪、LDLコレステロールの上昇を引き起す「揚げ物」や「アルコール」は控えた方がよい(内臓脂肪の原因になる)とされますが、人それぞれつきあいもあると思いますので、摂取した分だけカロリー消費(筋トレや有酸素運動など)に励むことで対処するようにしましょう。
ダラダラした有酸素運動を地道に行うウォーキングや水泳など、ダラダラと行って脂肪を燃焼させるのが効率的ではありますが、それができない方は、日常生活の中でとにかくこまめに動くということができれば、この項目はほぼクリアできます。
地道な運動というものが嫌な方もいると思いますが、何かあったら「すぐ動く」ということを自分の中で原則化すれば対応できます。これは、動きそのものに効率化を求めるより、無駄にでも動くことが目的ですので、疲れるから動かないという生活習慣の方はそれを改める必要も出てきます(例えばオフィスでゴミをゴミ箱に向かって投げるのではなく、ゴム箱まで出向いて捨てるなどの地味な動きは有効です)。
「こまめに掃除をする」「ゴミ出しをこまめにする」「冷蔵庫の片付けをこまめにする」など、時間に追われるオフィスワーカーには非効率なこと、他者にお願いすることなどと思わずに、自分のカロリー消費のためと割り切って行うことで、内臓脂肪増加に対処しましょう。
まとめ
- 「摂取カロリー」-「消費カロリー」=「脂肪」
- この「脂肪」は主にお腹周り、男性は「内臓脂肪」、女性は「皮下脂肪」になりやすい
- 「内臓脂肪」がつくタイプの方(主に男性)は食事摂取量のコントロールが不可欠
- 「内臓脂肪」はつきやすいし、落ちやすい
- 「内臓脂肪」を効果的に落とすためにも、こまめに動く
- 生活習慣病の元になる「内臓脂肪」は減らすにこしたことはない
おまけ
日常生活の中で自分がどれほど動いているかどうかは、部屋に監視カメラをセットできる方は是非録画して自分の動作を確認してみてください。食事が少なめというわけでもないのに運動もせずにやせている方は、実はこまめに動き回ることのできる方が多いということがわかると思います。
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