[見直し3]スクワットの重心がブレている
一見フォームができているスクワットに見えるにもかかわらず、嫌な筋肉がついてきている人は、このケースを疑う必要があります。きれいなフォーム、特にフィットネスモデルがとるポーズをまねようとして、重心の位置をぶらしてしまう場合も同様です。
特に頭で、「膝は内に入れない、前に出さない・・・」などと意識しすぎてトレーニングをするタイプの人は、この重心問題に引っかかりがちです。
[対策1]シューズをより安定するものに変えてスクワットする
単純に重心を安定させることに問題を抱えている方は、靴底が平坦なシューズを履くことで改善します。足の踏ん張りに問題がある方は、平坦かつ靴底の厚みと重さがあるもの(コンバースのオールスターなど)に変えるのがお勧めです。そうすることで、靴底が床面に密着しますので、不要な重心ブレを抑制できます。ある程度、重心コントロールがわかるようになれば、スクワット用のシューズをためすのも良いでしょう。
[対策2]エアースクワットで重心バランスを体感する
重心のブレはエアースクワットをやってみるだけでも、自分のスクワットがぶれているかどうか体感できます。
シェイプアップを助ける重心調整
欧米人のトレーナーがよく、バーベル・スクワットを行う際は「踵を床につけなさい」と指導することがあります。これは、欧米人の足の長い体格だと、重心がつま先に寄りすぎて足の親指が変形するほど力が入ってしまっ ...
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[見直し4]しっかりしゃがめていないスクワットをしていないか
しゃがんでいるつもりがハーフスクワットになってしまっているケースなどがこれに当たります。フルスクワットがキツく感じる場合でも、パラレルスクワットの深さまでしゃがまなければ、筋肉がバランス良くつきません。
フルでもハーフスクワットでも筋力そのものは強化されるので、つまりその分筋肉もつくわけで、何でもやればシェイプアップに効果的とされた時代があります。しかし、最近では(ここ十年ぐらいの間)、筋力は同様に強化されても、筋肉の付き方が変わってくることが知られています。結果的に、スクワットも可動域の大きいフルスクワットの方が、下半身に美しいボリュームを乗せることができます。
また、膝関節への負担等を含め、ハーフスクワットのように可動域の狭いスクワットより、広いスクワットの方が安全かつ効果的です。下半身の仕上がりに不満のある方は、しっかりしゃがむスクワットを行うようにしましょう。
スクワットのしゃがみの深さについて考える
ハーフスクワット ハーフスクワットは膝と脛で直角ができるまでしゃがむスクワットです。ハムストリングス(太ももの裏)や大臀筋(お尻)にはほとんど負荷をかけず、大腿四頭筋(太ももの表)にターゲットにして効 ...
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[対策]ウエイトを下げるかボックススクワットでしゃがみ深さを確認
重いウエイトを使いすぎて、潰れることが不安でしゃがめないというのなら、ウエイトを下げるか、ボックススクワットでしゃがむ位置を設定するようにします。しゃがんで、下半身のストレッチをしっかり効かせることがポイントです。 ボックススクワットの基本動作 通常のスクワット同様、スタートポジションを取ります。 ボックスにお尻がタッチするするまでしゃがみ込みます。 タッチしたら間髪を置かず、爆発的に切り返します。 一連の動作を ... 続きを見る
ボックススクワットでセットを安定させよう