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ダイエットできない有酸素運動のワナ!

2019年1月19日

有酸素運動をやり過ぎてしまうワナ

走らなきゃいけないなど、ある種の強迫観念にとらわれて有酸素運動にストレスを感じる方がいます。長い間行う有酸素運動を身体がストレス要因として感じてしまうのです。この際、体内でストレスホルモンであるコルチゾールを放出されます。

コルチゾールとは?

副腎皮質から分泌される生体にとって必須のホルモンの一つで、ストレスを受けた時に分泌が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれている。主な働きは、肝臓で糖の代謝、筋肉でのタンパク質代謝、脂肪組織での脂肪分解などの代謝の促進、抗炎症および免疫抑制です。身体にとって必要なものですが、過剰分撫された場合は、人によって症状が違いますが、顔のむくみや紅潮、ニキビ、腹部の肥満などの症状が表れます。さらに高血圧や糖尿病、骨粗しょう症のリスクが高くなるとされています。逆にコルチゾールの分泌が少ないと、全身の倦怠感、筋力低下、低血圧や食欲不振という症状が出はじめます。

コルチゾールは脂肪を燃やすより、蓄える働きがあるため、トレーニングを行えば行うほど、コルチゾールのレベルを上げてしまうことがあります。コルチゾール過剰分泌による症状は人それぞれとされますが、本来の役割であるインスリン抵抗性が強く出て、様々な炎症作用を引き起こすリスクがあります。ダイエット・シェイプアップ絡みで問題になるのは、食欲調節関連のホルモンに影響を与えて、継続的に空腹感を感じるようになるリスクです。こうなると、運動中のみならず運動後も空腹感が続くので、結局あれこれ食べてしまうことになりかねません。あくまで、有酸素運動を「やり過ぎた」場合のリスクですので、たまに適度に汗をかく程度で抑えている方なら、ホルモン関係においても好影響の方が大きいはずです。

センセ
センセ
糖尿病の方は、コルチゾール過剰分泌はインスリン抵抗性からみで冗談になりませんので、必ず専門医の指導を求めてください。ストレスを感じすぎる方は、無理に有酸素運動を行う必要は無いので、普段の生活習慣を改善することから始めましょう。もちろん、適切なストレスも必要なのでそれに対応してやることも同様に必要です。
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